スポンサーリンク

『死の病』… 過去にそう呼ばれていた結核とは

スポンサーリンク
スポンサーリンク

結核

と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?

もちろん思い浮かべるのは『肺結核』ですよね。

ワタシも結核というと、肺結核を思い浮かべます。

 

感染経路

排菌と呼ばれる菌を含んだ飛沫(ひまつ)が飛ぶ空気感染なのですが、

感染しても免疫機能に抑え込まれて1年以上、ときには数十年も「冬眠状態」を保ち、体力が衰えたときに発病

するのだそうです。

感染しても発病する人は10%程度だそうです。

高齢になったり、免疫力が落ちた時に発症するそうです。

 

結核を検査するには3つの方法があります。

ツベルクリン反応検査

これで結核の感染を調べます。

 

胸部のX線検査

結核の発症を調べる検査です。

 

痰(たん)を調べる検査

結核菌を調べたり菌の種類を検査をします。

痰が出せない方の場合、胃液をとることもあるそうです。 

 

 結核予防会に詳しいことが載っています。こちらから。

 


 

昭和20年代半ばまでは、肺結核は死の病不治の病と恐れられていましたし、

日本の死因の第1だったそうです。

しかし、戦後は流行っていた肺結核も急速に低下して流行りも終わった、と思われていました。

ところが、1996年位から人口に対する結核患者の割合が増加し、3年間は上昇し続けていったそうです。

国も緊急事態宣言を出したそうですが…

すみません、ワタシは全く知らなかったです(+_+)

 


現在では有効な薬剤もありますし、最近友達とその話をしている時に、10年くらい前にお笑い芸人の「ハリセンボン」のはるかさんが肺結核になって1ヶ月位入院して完治した、ということを聞いたので、

不治の病ではなくなっています。

入院期間も短くなったので医学の進歩はすごいですよね。

 


過去には死の病不治の病と呼ばれていた結核ですが、

予防接種を受けているし、昔の病気でしょ?

と、思う方もおられるかと思います。

ワタシもそう思っていました。

ちなみにその結核を予防する予防接種の種類はというと、

ツベルクリン反応検査を受けて陰性であれば接種できるBCGです。

平成17年(2005年)4月からBCG直接接種が導入され、ツベルクリン反応検査を省略することになったようですが。

今では肺結核は

「感染力がなければ外来治療が可能な普通の病気」

なのだそうです。

考えられない程医療は進歩しているのですね。

 


なぜ昔の病気だと思っていた結核について色々調べていたのかと言うと…

最近結核になった人を身近に聞いたからなのです。

今まで述べていたのはについてなのですが、結核でインターネットで検索をかけても内容は肺結核ばかりでした。

ですが、その人は肺結核ではなく、リンパの結核だったのです。

でもまず肺結核、結核について知ろうと思い、色々見ていました。

でも、リンパの結核???

なんだろう…と最初は思いました。

本当にそんな種類の病気があるのか?

 

結核は肺にだけじゃない!?

肺結核と単に聞いてわざわざリンパ 結核

で検索する人はなかなかいないと思います。

ですが結核って

肺以外の全身の色々なところにも病気を作るのが特徴

なのだそうです。

それを肺外結核と呼ぶそうです。

初めて知りました!

おかされる臓器としてはリンパ節が最も多く、とくに多いのが首の脇が腫れるものらしいです。

その人がまさにそれらしいです。

しかし…

 

肺外結核で一番恐ろしいのが脳にきたとき

肺外結核で一番恐ろしいのは脳にきたときなのだそうです。

それに関しては、今でも1/3が死亡。

治っても半数近くは脳に重い後遺症を残すのだそうです。

死の病ではなくなってきていますが、治療をすればほとんどが治る病気です。

しかし、人間が生きていくうえで必要な事柄の全ての司令塔である脳にきた時はどの病気にしても危険ですよね。

人間の喜怒哀楽や思考や理性の制御を司っているところですから。

そのリンパ節結核ですが、医師の方曰く、

腫れているリンパが破裂しない限り周囲にはうつらない、

とおっしゃったそうです。

ですので、もちろんその方は入院されていないそうです。

本当???

と医師の方のほうが詳しいのにそう思ってしまい、色々と調べていたのです。

病気に対する偏見ですよね

 

病に対するイメージだけで判断するのはよくない

肺に病気のない結核患者さんからはうつることはないそうです。

最初でも述べましたが、咳をした時に出る細かいしぶきに結核菌が含まれているので、それを近くにいる人が吸うと感染する空気感染です。

 


ちなみに現在その方は…

病状が進行してしまったようで、肺のほうまで菌が侵入してしまったそうです。

まだ入院はされていないようです。

その方はインドネシアの方なんだそうです。

インドネシアは世界でも結核患者が上位の国です。

医療事情は、地域格差が大きいようで一概には言えませんが、医師などの医療従事者数が不足しており、日本とは違い、満足のいく医療サービスを提供できる環境にはないそうです。

インドネシアでは全国土にわたり、上水道は飲用に適していないようです。

インドネシアで大部分の疾患が経口感染からだそうなので、

日頃から飲食物に留意して生活することが病気の予防の基本となります。

その方はいつまで日本にいるかはわかりませんが、日本では結核の医療には公費負担制度があるので、日本にいる間に満足のいく医療を受けられることを願っています。

 

 

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました