奈良県橿原(かしはら)市の橿原神宮周辺を紹介します。
橿原市の魅力
奈良県を代表する観光地の明日香村にもほど近く、飛鳥観光のバスの出発地でもあり、レンタサイクルもあります。
奈良県で大人気の明日香村のカフェ、ことだまへも、橿原神宮前駅からのバスが便利です。
皇室の方も利用される「橿原ロイヤルホテル」もあるので、治安がとてもいいです。
「橿原ロイヤルホテル」には温泉があり、チケットを購入することで、日帰りの入浴もできます。
橿原神宮前駅からは、大阪天王寺へも京都へも電車の乗り換えなしで行くことができるので、通勤・通学にも便利なエリアです。
とはいえ、騒がしさとは無縁で少し歩けば田園や森林が広がっています。
国道沿いにはレストランやカフェもあり、美容室もたくさんあります。
スーパー、コンビニ、ドラッグストアも複数あります。
居住地としても観光地としても、とても良い所です。
伝統的なお祭や花火大会も多数開催されます。
道路も整備されていて渋滞はほとんどなく、歩道も広めに取られているので暮らしやすい街です。
スポーツも盛んで、橿原神宮周辺で高校駅伝の予選が行われます。
近くの佐藤薬品スタジアムでは、高校野球の県予選を見ることができます。
全国大会ではほぼ見ることのない、強豪・智辯学園VS天理高校というレアな試合が見られることもあります。
佐藤薬品スタジアムの隣には橿原公苑陸上競技場もあり、こちらでは高校ラグビーの県予選が見られます。
御所工業VS天理高校という、全国大会では見られない強豪校同士の夢のカードが時折実現します。
日本のはじまり、橿原神宮
奈良県のパワースポットとしてとても有名な橿原神宮は、近鉄・橿原神宮前駅から徒歩約5分のところにあります。
初代天皇とされている神武(じんむ)天皇と皇后を祀るため、地元の民間有志から請願が起こりました。
そして「日本書紀」の橿原宮で即位の礼が行われた、との記述に基づいて明治天皇によって建てられたのが橿原神宮です。
日本建国の地であり、国の重要文化財に指定されています。
奈良県を代表する観光地でありながら、普段はそれほど混むことはありません。
入場料は無料で、お休みもありません。
いつも綺麗に整備されており、厳かな雰囲気なので一度訪れたら忘れられないスポットです。
約800台収容できる駐車場もあるので、車でも気軽に行けます。
境内はとても広くて清々しく、日向の国(宮崎)から来られたとの伝承から、境内には今も宮崎市の植樹があります。
外拝殿に飾られている、その年の干支の可愛い姿が描かれた大絵馬は有名で、記念撮影の好ポイントとなっています。
巫女さん、神主さんが頻繁に行きかう姿は、神々しい光景です。
お正月には、普段は入れない内拝殿まで入場することができます。
橿原神宮は神々しい雰囲気なので虜になってしまいます。
橿原神宮前駅中央口から橿原神宮へ向かう参道は新・日本街路樹100景に選ばれており、特に銀杏が黄色く染まる晩秋は圧巻の光景です。
お土産物店もあり、橿原神宮御用達の「はにわまんじゅう」はとても美味しくて、手土産としても好適品です。
街路樹100選を抜けると、次は日本の道100選に出ます。
贅沢ですよね!!
こちらも歩道は広く自転車専用のエリアまで整備されていて、森林のマイナスイオンをたっぷり浴びることができます。
日本の道100選の西側は橿原森林遊苑という森林植物園があり、年中緑あふれる癒しのスポットです。
春にはツツジ、藤の花が咲き誇り、大変美しいです。
北の神門から出ると、霊峰畝傍山に登ることができます。
登山といっても200メートルほどの山なので、難なく歩けます。
この登山道を犬の散歩コースにしている方もいます。
頂上からの眺めは絶景です。
特に夕方の時間帯は見事ですね。
敷地内にある深田池は、桜、睡蓮に加えて、秋には紅葉や四季桜も咲き、さらに一年を通じて、野鳥の宝庫となっています。
冬場は渡り鳥の鴨が癒してくれます。
そして、人懐っこい猫がいます。
近づいても逃げないので、写真も撮りやすくて、この猫を目当てに橿原神宮へ通っている方もちらほら。
また、深田池からは夕焼けも美しく、カップルも多く来られています。
休憩所は空調も効いていて、飲み物とアイスクリームの自動販売機があります。
お手洗いも綺麗に整備されていて、お子様連れでも安心してくつろげるスポットとなっています。
橿原神宮の池のほとりには長山稲荷社というお社があり、赤い鳥居が並ぶお稲荷さんらしい風景です。
伏見稲荷大社では人が多くて撮影が難しいような雰囲気も、こちらなら簡単に撮れます。
長山稲荷社の境内は、最近飾られるようになった狐の絵馬も可愛くて、SNS映えもばっちりです。
橿原神宮では、長山稲荷社の御朱印も頂けます。
線路を渡ると久米寺があり、こちらは紫陽花のシーズンはもちろん、それ以外の時期も季節の花で彩られ、くつろげる雰囲気になっています。
こちらにも猫がいて、人に慣れていているので癒されます。
このお寺を開かれたといわれる久米仙人の逸話もおもしろいです。