2018年9月に今話題の女子テニスプレイヤー
大坂なおみ選手が全米オープンを優勝しましたよね。
テニスに興味があってもなくても、
大坂選手の活躍は皆さんご存じかと思います。
それに錦織圭選手も2017年の夏に右手首の腱を負傷し、
その後の大会は全て欠場しておりましたが、
2018年後半は窮地からの復活を果たしていますよね。
よく話題になっているのは上記の二人ですが、
数多くの日本人選手が世界を舞台に活躍しています。
そんな日本人選手を
応援したい！！間近で見てみたい！！
という方の為にまずは
テニスの主要大会
をご紹介したいと思います。
グランドスラム
まず、よくTVで聞く大会名、4大大会。
テニスに限らず、
ゴルフ、ボクシング、柔道などの各スポーツの
4つの主要大会のことを4大大会と言います。
テニスでの4大大会はグランドスラムを指していて、
国際テニス連盟がそのように定めているのだそうです。
ですので、グランドスラムで勝つ！といった場合は
グランドスラム＝4大大会なので、
4つの大会全てを制覇するという事です。
『グランドスラム達成』は非常に困難ですし、
歴史上でも男女通してもシングルス5人、
ダブルスは混合ダブルスを含め、
3組しか存在していないようです。
そもそも同一シーズンで全ての4つの大会を全て優勝！
という偉業を成し遂げる選手はトップ中のトップですよね。
①全豪オープン
| 開催地 | オーストラリア/メルボルン/★メルボルンパーク |
| 開催時期 | 1月後半～2月初め |
| コート | ハードコート |
オーストラリアのメルボルンで2週間行われる、
シーズン最初のグランドスラムがこの大会です。
メルボルンパーク内のテニスコートには
オーストラリア出身のテニスプレイヤーに名前がついています。
- ロッド・レーバー・アリーナ（センターコート）
- マーガレット・コート・アリーナ
- メルボルン・アリーナ（旧ハイセンス・アリーナ）
の3会場で開催されます。
この大会の予選は入場料が無料です。
メルボルン・アリーナは全席自由なので、
早めに会場入りすれば前の方で観戦が可能です。
本戦入りを目指す日本選手の応援を間近で見ることが
できます。
②全仏オープン
| 開催地 | フランス/パリ/★スタッド・ローラン・ギャロス・スタジアム |
| 開催時期 | 5月末～6月初め |
| コート | クレーコート |
フランスのパリで行われる全仏オープンは、
この大会のみ開催が
日曜日から始まり、15日間行われます。
4大大会唯一のクレーコート（赤土、赤レンガの粉のコート）
で行われます。
レンガの原料となる粉で作られたコートです。
難易度の高いコートの為、
上位の選手の早期敗退など起こってしまう、
波乱の大会でもあります。
イレギュラー（不規則なボールの動き）が発生したり、
足下が滑りやすく、球速が遅くなってしまい
長いラリー戦になりやすいので、
ストロークとフットワークが得意な選手には最適です。
オリンピックが開催される年の最終選考会にもなっています。
ですので、強豪国の選手はこの大会で勝ち抜くことが
オリンピック出場権獲得のための絶対条件になります。
こちらのコートにも偉大なテニス選手の名前が付けられています。
- フィリップ・シャトリエ・コート（センターコート）
- スザンヌ・ランラン・コート
- コート・アン
で開催されます。
チケットは大会の公式HPで購入できます。
転売もできるので、お目当ての選手がいない場合は転売し、
再購入することもできます。
大会前日はキッズデイになっている為、
センターコートが自由席になります。
③ウインブルドン（全英オープン）
| 開催地 | イギリス/ロンドン/★オールイングランド・ローンテニス＆クローケー・クラブ |
| 開催時期 | 6月末～7月初め |
| コート | グラスコート（芝） |
この大会は唯一のテニスクラブが主催する大会で、
イギリスのロンドンで毎年6月最終月曜日から2週間行われます。
この大会のみ伝統と格式を重んじる独自のルールがあり、
練習中も試合中も白を基調としたウェア、シューズの着用
開催期間中の中の日曜日を休日にするということも
義務付けられています。
もちろん帽子やバイザー、靴下も。
ラケット以外は頭の天辺から足の爪先まで白！
ということですよね（笑）
それにデザインもボディラインや露出の多いウェアは
禁止されています。
しかし、
男女ともにおしゃれなウェアを着用した選手が多いですし、
お客さんも華やかです。
センターと1・2番コートは指定券が必要ですが、
行列に早く並べば購入できるので、
泊まり込み並ぶ人が多いようです。
自由席限定のグランドチケットはありますが、
自由席が設けられているコートやショートコートも
観戦ができます。
④全米オープン（USオープン）
| 開催地 | アメリカ/ニューヨーク/フラッシング・メドウ・パーク/★USTAビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンター |
| 開催時期 | 8月末～9月初め |
| コート | ハード |
毎年8月の最終月曜日から2週間行われる全米オープンは
アメリカのニューヨークで行われます。
アーサー・アッシュ・スタジアムは
テニス専用スタジアムとしては世界最大です。
こちらのコートにも偉大なテニス選手の名前が付けられています。
- アーサー・アッシュ・スタジアム
- ルイ・アームストロング・スタジアム
で開催されます。
チケットは大会のHPで購入できます。
自由席は頻繁に席の移動があるので、
案外前の方で観戦することもできます。
グランドスラム以外の大会
グランドスラム以外のツアー公式戦
ATPワールドツアー（男子ツアー）
男子プロテニス協会（ATP)
- ATPワールドツアー 【ファイナルズ】
ATPツアー最終戦で、
年間獲得ポイントの上位8選手に出場権を与えられます。
錦織選手も出場していましたね。
スーツに身を包んだ選手達が毎年メディアに出ています。
- ATPワールドツアー 【マスターズ 1000】
- ATPワールドツアー 500
- ATPワールドツアー 250
WTAワールドツアー（女子ツアー）
女子プロテニス協会（WTA)
- WTAワールドツアー 【ファイナルズ】
WTAツアー最終戦で、
年間獲得ポイントの上位8選手に出場権を与えられます。
大坂選手も出場していましたね。
華やかなドレスに身を包んだ選手達が
毎年組み合わせ抽選会に出ています。
- WTAワールドツアー プレミア・マンダトリー
- WTAワールドツアー プレミア5
- WTAワールドツアー プレミア
- WTAツアー インターナショナル
その他にも
デビスカップ（男子国別対抗）
フェドカップ（女子国別対抗）
などがあります。
ゴールデンスラム！？
初めて聞く言葉だなぁと思う方もおられるかと思いますが、
ゴールデンスラムというのは
グランドスラム達成＋オリンピックで金メダルを獲得
することです。
ゴールデンスラムを達成したことがある選手は、
もちろんグランドスラム達成人数よりも少なく…
男女合わせてたったの1人。
1988年に唯一シュテフィ・グラフ選手だけが達成しました。
ゴールデンスラムという言葉は
グラフ選手が成し遂げたことから名付けたそうです。
オリンピックは4年に一度しか開催されないので、
達成する機会がないですよね。
キャリア・グランドスラム
こちらの言葉は、同一 シーズンではなく、
生涯を通じてグランドスラムを達成することです。
男女通してシングルスは現在18人いるようです
キャリア・ゴールデンスラム
こちらの言葉は、キャリア・グランドスラムと同じように
選手生活の中でゴールデンスラムを達成することです。
ラファエル・ナダル選手、セリーナ・ウィリアムズ選手、
そしてグラフ選手の夫である、アンドレ・アガシ選手です。
夫婦揃ってキャリア・ゴールデンスラム達成者というのは
すごいことですよね！！
セリーナ選手は男女通して
シングルスとダブルスの両方を達成した唯一の選手です。
