6月下旬にうちの猫2匹の去勢手術をしました。
先住猫の のんたんくんは今年の4月で4歳になったので、3年前位に去勢手術をしました。
今回は昨年うちにやってきたチィとクーの去勢手術です。
うちの猫達は完全室内飼いで、外へ出るとしてもワタシが洗濯物を干している時にベランダで日なたぼっこするくらいで外での行動範囲が全くありません。
しかし病気の予防とスプレー防止の為に去勢手術をすることにしました。
昨年の12月に初めて病院へ行った時、獣医さんからのお話で2ヶ月位だろうおっしゃっていたので大体10月生まれになります。
今でちょうど8ヶ月くらいなのでちょうどいい時期なのかな、というのと何より最近クーが色んなところにおしっこをしていたのでこれは…と思ったのが決めてです。
マーキングやスプレーといわれるものは、普段より濃いおしっこをして人間にはわからないニオイをつけるそうですが、そのマーキングというのがどこを調べても「立ってする」と書いてあります。
ですが、クーの場合は立って部屋の至る所にマーキングをしているわけではなく、布製品におしっこを普通に座った格好でしていたのです。
最初は多頭飼いなので、トイレが綺麗じゃないのが気にくわないのかなぁ、と思っていました。
なので仕事から帰って一段落してから、2つあるトイレを綺麗にしていたのですが…。
それにチィに対してマウティング行動をしていましたし、クーの普段の鳴き声とは違う独特な鳴き声をしていました。
猫の性成熟と発情期
オス6~10ヶ月の頃、メスは6~12ヶ月頃に性成熟を迎えるようです。
オスには発情期はありません。
オスは発情したメスに出会うと発情するので、いつでも交尾をすることができます。
メスの場合は犬のメスのように春と秋の年2回と決まってはおらず、日照時間が長くなる(2月~4月、6月~8月頃の暖かい時期)と発情します。
比較的気温が高く、太陽光や人工灯でも明るい時間が長いと発情します。
ですので、冬でも室内で過ごしている猫は発情が訪れます。
不妊・去勢手術とは?
動物にも、感染・発症すると生命に関わる病気(ウイルス・細菌・寄生虫など)があります。
ただしこれらの中には、ワクチンの接種や予防薬の投与によって防ぐことができる病気もありますが、不妊手術(メス)・去勢手術(オス)は、みだりな繁殖を防ぐためにとても大切です。
猫は自分で繁殖をコントロールすることができません。
オスは発情したメスに出会うと発情するので、いつでも交尾をすることができます。
それに、生後1年も経たないうちに性的な成熟期を迎え、1回のお産でたくさんの子を産みます。
子猫を産ませる予定がない場合は、早めに手術を受けさせましょう。
発情中の手術はなるべく避けたほうが良いでしょう。
出典元:環境省、警察庁
メリット
女の子
- 病気の予防
・乳腺腫瘍
・卵巣・子宮腫瘍
・子宮蓄膿症
・子宮内膜炎
- 発情期のストレスの軽減
- 交尾による感染症予防(猫白血病、猫エイズ)
- 発情期にともなう泣き声などの問題行動が軽減
- 望まれない妊娠を防ぐ
男の子
- 病気の予防
・前立腺肥大
・精巣・睾丸腫瘍
・肛門周囲腺腫
・会陰ヘルニア など…
- 発情期のストレスの軽減
- 喧嘩の減少・攻撃性の低下
- 喧嘩や交尾による感染症予防(猫白血病、猫エイズ)
- 尿スプレー・尿マーキングの減少
- 望まれない妊娠を防ぐ
デメリット
全身麻酔
全身麻酔は猫の体には負担になるため、体の元気な若いうちに手術を受けましょう。
リスク軽減のため、術前検査(血液検査)を受けることをおすすめします。
元気であっても全身麻酔の影響で亡くなったり、半日の入院でも元気な子ばかりが入院しているわけではありませんので、病気をもらう可能性もあります。
太りやすくなる
ホルモンバランスが崩れてエネルギーの消費量が低下するので、肥満になりやすくなります。
うちの猫達は避妊・去勢した猫用のエサをあげています。
のんたんくんは少しぽっちゃりしていますが、チビ2匹は去勢手術をしたばかりですので今はスマートなままです。
これからどうなるかわかりませんが…。
手術前の体型を維持するためにも肥満予防をしましょう。
手術費用は?
動物病院によって金額が異なります。
一般的な相場として、
- 避妊手術(メス)…2万円~4万円
- 去勢手術(オス)…1万円~2万円
うちの猫達は1匹1万円に消費税の金額でした。
犬・猫の不妊・去勢手術には助成金が
対象となる動物や金額などは市区町村によって異なりますので、詳しくは各市区町村の担当課まで問い合わせるか、ホームページで確認した方がよいです。
ワタシが住んでいる地域は年間2頭までで、1頭につき3,000円の助成金がおります。
ホームページには申請用紙や記入例をpdfで公開しているので、初めて申請する方にもわかりやすいと思います。
直接役場へ行って記入することもできますよ。
手術から約3週間経ちますが、まだ幼いこともあって2匹はよくじゃれ合っています。
特別大人しくなった、という印象はあまり感じられませんがクーの問題行動はなくなりました。
手術のおかげだと思います。
実は元号が令和になった初日に愛犬のパピヨンを亡くしました。
「乳腺腫瘍」(乳がん)で亡くなりました。
避妊手術をしていなかったのが原因だ…と後悔しました。
昔家族と相談しましたが、
- 健康なのに手術をするの?
- 室内犬だから自然のままにしておく方が良いんじゃない?
- もしかしたらこの子の血を受け継いだ子を育てるかもしれない。
という結果に至ったので避妊手術はしませんでした。
犬と猫、オスとメスで違いがありますが、愛犬を亡くしたことによって余計に不妊・去勢手術には敏感になってしまいました。
その手術を行うことで病気の予防になるからです。
家族の一員として暮らしているペットの病気の予防、なにより長生きをしてもらいたいので、繁殖する予定がなければ不妊・去勢手術をおすすめします。