たまたま学園祭の時に自分のクラスの催し物が将棋だったので、そこの受付担当になった時友達に教わったのが初めての将棋でした。
友達は駒の動かし方はもちろん、結構強かったので周りの友人たちからも羨望のまなざしで見られていました。
自分は特に戦法なんかは気にせず、ひたすら攻める将棋を指していました。
友達はさすが経験者で、1手先、2手先、場合によっては5手先くらいまで読んで指してくるので、そう簡単には勝てないんですよね。
深読みなんか一切していなかったので、なんで毎回こうなるんだろう…と思っていました。
自分の興味はやはり一時的なもので、それから将棋を指すこともありませんでした。
将棋アプリ
たまたまアプリのダウンロードサイトで、とあるアプリが目に留まりました。
それは、オンライン将棋のアプリなのですが、なんと完全無料で、全国の猛者たちと将棋を指すことができるのです。
他のアプリが1日の対局数を設けてあるのに対して、そのアプリ(将棋クエスト)は、完全無料でありながら1日の対局数も無限という太っ腹っぷり。
それに触発?されて、久しぶりに将棋を指してみたくなった私。
これがきっかけとなって、将棋にハマることとなったのでした。
久しぶりの将棋。
駒の動かし方は、なんとなくと覚えていたのですが初心者と同レベルなのでミスを連発します。
大駒である飛車や角を簡単に(タダで)取られたり、1手先の詰みを逃したり。
やっぱり、なかなかうまく指すことができないんですよね。
しかし、オンライン上で見ず知らずの人と知恵を振り絞って戦う将棋は本当に楽しいです。
たとえ負けたとしても相手をリスペクト出来るというか、なるほどこういうやり方があったのかと、学ぶことの方が多いんですよね。
これまで、将棋以外のオンラインゲーム(例えば、サッカーゲーム、格闘ゲーム、カードゲーム)を多数プレイしてきましたが、いずれも負けた時に何とも言えないストレスを感じていたものです。
相手をリスペクトする事なんて、ありませんでした。
それが、将棋の場合は相手を尊敬出来ますし、戦いが終わった後の充実感や満足感は半端ではありません。
なんでだろう…
サッカーゲームや格闘ゲームの場合、頭を使わないからかな。
直感だけで戦っているから、そこに充実感や満足感が伴わないのかもしれません。
いずれにしましても、オンライン将棋をすると、ものすごい充実した時間を過ごすことができるのです。
初心者だった自分は今現在のアプリ内での実力は初段です。
ここまで来るには、かなり勉強しました。
1級までは、それなりにとんとん拍子に上がっていったのですが、初段の壁は非常に高くそう簡単に昇段することができません。
得意戦法も1つだけでは対応できず、2つ3つは必要になってきます。
あとは、詰将棋。
将棋は終盤力が何より重要で、特に最後の王様を仕留めるための読みは必要不可欠です。
これを逃すと、簡単に逆転負けを喫するからです。
そのために、詰将棋専門のアプリもインストールしましたし、図書館で詰将棋の本を借りてきて毎日のように問題に取り組みました。
本格的になってしまったのですよね(笑)
得意先方に関しては、私は振り飛車が得意だったので、中飛車と四間飛車の二つをとにかく磨いていきました。
将棋をしていない人からすると、中飛車とか四間飛車とか、言われても全く分からないと思いますが、将棋には、これ以外にも多種多様な戦法があります。
どんなに少なく見積もっても、100個はあるんじゃないかな。
その中に自分に合った戦法が必ずあるので、それを見極めるのも将棋の醍醐味の一つです。
将棋の人気
最近では、藤井七段の活躍も相まって、将棋の人気がじわじわと広まっています。
私の周りには、女性の方でも将棋を指す人が増えていますしね。
将棋を知っておくと、話題にも事欠きませんし、何よりオンライン将棋を通じて、いつでもどこでも日本、いや世界中の人と真剣勝負を楽しむことができます。
他の趣味の場合、極めようと思えば、それなりにお金や道具が必要になってきますが、将棋の場合には、全く必要ありません。
要はお金のかからない趣味なわけなのです。
それでいて、思考力であったり、直観力であったり、そういった分野の力も磨かれるので、お得な趣味だと言えるのではないでしょうか。
年配の方には将棋を指す人が多いですし、知っておくと上司や得意先の人たちとのコミュニケーションにも使えると思いますよ。
仕事やプライベートでの人間関係をより深いものにしてくれると思います。
将棋に少しでも興味を持っている方は、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。
突然将棋に触れろ、と言われてもハードルが高い気がする…という方もいらっしゃると思います。
動画投稿サイトで将棋実況と検索すると、将棋系実況者というのが結構いらっしゃいます。
その方達の動画は将棋を学ぶうえで大変参考になりますので、それを見てからオンライン将棋がどういったものなのかを知るのも良いかと思います。
私の段級位は今現在初段なので目下の目標は二段です。
しかしこれは相当研究しなければなかなか達成できそうにありませんので、楽しみながら勉強していきたいと思います。